水道専門用語収録リスト:給水量

さいたま水道

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給水量
水道の運用では一定期間に水道から供給された水の量を把握する必要がありその値を給水量と呼びます。そして需要と供給の偏りを早期に見つける指標にもなるため計測して記録し運用に反映します。給水計画の策定や浄水場の運転調整では給水量の推移を見て配水圧やポンプ運転を決めます。そのうえで急な増減が出た場合は漏水や設備の不具合の可能性もあるので原因を切り分けます。ここでは給水量を読むために必要な単位と期間や計測方法を順に確認します。そして影響要因と管理の考え方まで押さえて実務に結び付けます。

計測単位と期間
・計測単位:給水量は一般的にリットル(L)や立方メートル(m3)で表し水道の集計ではm3がよく使われます。そこでgalなど別単位が併用される地域では換算を確認して同じ条件で比較します。
・計測期間:時間や日など短い周期で把握するとピーク需要が見え月や年で集計すると季節変動や長期傾向がつかめます。だから報告は日次や月次が多いものの目的に合わせて期間を設計します。
計測方法
・流量計:給水管に設置した流量計で瞬間流量と積算流量を読み取り対象期間の給水量を算出します。また系統ごとに測れば区域別の差が分かり配水管理や漏水調査の優先順位付けに役立ちます。
・消費計測:各戸や建物では水道メーターが積算値を示し検針で使用水量を把握します。そのため給水量との差を突合すると配水過程の漏水や計測誤差を点検する手掛かりになります。
影響要因
・人口密度:人口密度が高い地域は生活用水の需要が大きく給水量も増えやすい傾向です。ただし昼夜人口の差が大きい地区では時間帯別の変化が出るのでピーク対策を検討します。
・産業・商業施設の存在:工場や事業所や商業施設が多い地域では操業時間の使用が上乗せされ給水量が増えることがあります。そのため用途別の需要を把握して配水区域の能力や受水槽の運用を調整します。
・気象条件:気温が高い時期は入浴や洗濯や散水などで需要が伸び給水量が増えやすくなります。そのため降水量や湿度などと実績の関係を記録して節水要請や運転調整の判断材料にします。
給水量の管理
給水量の管理は水道事業体や自治体や関係機関が担い需要予測に基づいて浄水場や配水池の運転を調整します。そのうえで定期的な監視により想定外の増減を把握し設備点検や漏水対策につなげます。

住民向けには水の適切な利用の案内や節水キャンペーンを行い漏水の早期発見や修理の相談につなげます。そして、家庭や事業所が判断しやすいように検針票の見方や目安量も周知します。給水量を継続して把握し適切に管理することは、持続可能な水資源管理の基盤になります。そのため計測条件を揃えて推移を追い地域の需要に応じた供給ができるよう改善を重ねます。


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