水道専門用語収録リスト:リダクション

さいたま水道

収録用語一覧

リダクション
「リダクション」という言葉は水道工事や水道設備の文脈で水圧を下げて安定させる調整を指すことが多く一方で修理現場では管径を変換する継手部材を指すこともあります。現場での使われ方を整理します。

●概要
配管内の水圧を狙いに合わせて制御する考え方や装置を指し減圧弁やポンプ制御などで水圧変動を抑えて水の出方を安定させます。水撃音がする吐水が跳ねる給湯器や混合水栓の温度が揺れるなどの症状が出る時は水圧が関係していることがあるため状況を切り分けます。
水圧が高すぎると継手や止水栓や機器に負担がかかり水漏れや部品摩耗が起きやすくなります。ただし低すぎても使い勝手が落ちるため建物条件と使用状況に合う範囲へ整えることが重要です。
●用途
a.水圧調整: 主に水道システム内で水圧を安定させる目的で用いられ高低差がある地域や配管が長い建物では時間帯による変動を抑える判断につながります。使う場所によっては蛇口の出過ぎや飛散も起きるため使用感と水圧の関係を見ます。
b.設備保護: 高水圧が配管や機器へ与える負担を減らしパッキンや継手の劣化を抑える役割があります。漏水が続く締め直しても止まらない機器が短期間で傷む時は水圧の見直しが検討材料になります。
●リダクションの方法
a.圧力制御弁: 水流に抵抗を与えて圧力を下げる弁を用い設定値で水圧を整えます。ストレーナの詰まりや弁の劣化で挙動が不安定になることもあるため点検では汚れと設定のずれを確認します。
b.タンク: 一定量の水を貯めて圧力変動を緩和する方法があり高置水槽や圧力タンクなど設備構成によって役割が変わります。空気量や水位の異常で圧が揺れることがあるため機器側の状態も見ます。
c.ポンプ制御: ポンプの回転や起動停止を制御して水圧を整えます。頻繁な起動停止や異音がある時は制御部の不具合や配管側の抵抗も疑い水道業者へ相談する目安になります。
●利点
a.設備保護: 過大水圧による水撃や振動を抑え継手の緩みや漏水リスクを減らし機器の寿命延長に寄与します。
b.節水: 吐水量が必要以上に増える状態を抑えることで無駄な使用を減らすことが可能です。水圧が高いのに止水時の衝撃が強い時は調整の検討材料になります。
●水圧の調整範囲
・水圧の調整範囲は地域や施設条件で変わります。一般的な住宅では数バーから十数バーの範囲が一つの目安とされますが実測値と使い勝手を見て設定します。

水圧を整えるリダクションは設備を安定運用するうえで重要です。蛇口の飛散や水撃音や漏水が続く時は元栓や止水栓で一時的に水を止めて状況を整理し水道修理の点検で原因を特定すると再発を抑えやすくなります。

水道修理におけるリダクションについて
修理現場でのリダクションは異なる管径の配管同士を安全に接続するための継手部材を指し大口径から小口径へ流れをつなぐ時に圧力と流量の変化を見込んで用います。既設配管と設備側の口径が合わない時に無理な接続や配管の大掛かりな組み替えを避けられ古い建物の改修や機器追加の場面で活用されます。
施工性やコスト面で利点がある一方でサイズ合わせだけでは不十分で耐圧性能と耐食性と材質の相性を確認しないと漏水や破損につながります。老朽管ではねじ山や受け側の傷みも影響するため事前の調査と寸法確認が重要です。また乱流や急な流速変化による圧力損失を抑えるには形状選定も関係し偏心タイプで流れの偏りを抑える場面や同心タイプで中心をそろえる場面など設置条件で使い分けます。そのうえでシール処理と締付け管理を丁寧に行い通水後ににじみがないかを確認すると再修理のリスクを減らせます。


水道の総合サポート受付
copyright©2019 さいたま水道修理隊 all rights reserved.