水道専門用語収録リスト:路面排水

さいたま水道

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路面排水
道路に降った雨水や融雪水を側溝や雨水桝へ集め路面に水たまりを残しにくくする仕組みを指します。水が残るとスリップや視界不良が起きやすく路面材の傷みも進むため排水の流れを確保することが重要です。以下で説明します。

●概要
a.路面排水は雨水や融雪水が路面と周辺に滞留しないように側溝や桝と管路で集めて流す設備と運用全体を指します。
b.道路の設計と施工では勾配と排水経路を整え雨量が多い日でも水がたまりにくい状態を維持することが重要です。
●目的
a.交通安全:雨水が路面に残るとハイドロプレーニングやスリップが起きやすく歩行者にも水はねが生じるため排水の確保が事故予防に役立ちます。
b.道路耐久性の維持:滞留水が舗装の継ぎ目へ入り込むと凍結膨張や浸食で劣化が進みやすいので排水で路面の傷みを抑えます。
●主な施設やシステム
a.排水溝:路肩に設けた溝で雨水を集めて流下させ雨水桝や排水路へ導きます。落ち葉や土砂が溜まると詰まりやすい点が注意です。
b.雨水桝:側溝から集まる水とごみを受ける集水点であり土砂が沈むため清掃口としても機能します。水位が上がると逆流やあふれの原因になります。
c.雨水パイプ:集めた雨水を下水道や河川へ送る管路で破損や継手のずれがあると地中へ漏れて路肩の陥没につながることがあります。
●設計と配置
a.設計では地域の雨量と地形と路面勾配を見込み短時間強雨でも集水できる容量と勾配を確保します。
b.配置は道路の縦断と横断の勾配と交通量と周辺建物の出入口を踏まえて決め水が交差点や横断歩道へ集まらないよう調整します。
●維持と管理
・排水施設は定期的な清掃と点検が必要です。詰まりと汚れを取り除くと流下が回復し冠水の予防につながります。

都市計画や道路設計では安全で耐久性の高い道路環境を保つために路面排水の整備が欠かせません。水たまりが繰り返しできる場所は勾配不足や桝の詰まりが疑われるため早めの調査が有効です。

路面排水による汚染について
道路表面に付着した粉じんや油分を含む雨水が排水溝を通って河川や湖沼や海洋へ流れ込むと水質汚濁の原因になり生態系や飲料水源へ影響が及ぶことがあります。汚染物質には自動車由来の重金属として鉛やカドミウムがありタイヤ摩耗粉や路面の化学成分や燃料分も混ざります。交通量が多い交差点や高速道路の周辺では負荷が大きくなりやすく工場や商業施設の排水や家庭の生活排水が重なると複合的な汚染源になります。一方で短時間強雨では処理施設の能力を超えて濁った雨水が流出しやすくなります。このため透水性舗装や雨水貯留施設や雨水浄化装置の導入が進められています。ただし排水処理には限界があるので汚染源の削減とルール整備も重要です。路面清掃と排水溝の点検を怠ると詰まりが増えて冠水が起きやすくなり汚れの流出も助長されます。現場では油の流出や異臭があれば流入を抑え管理者へ連絡し排水管の破損や逆流が疑われるときは水道業者へ相談すると状況整理が進みます。


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