水道専門用語収録リスト:ダイス

さいたま水道

収録用語一覧

ダイス
パイプ加工でねじ山を作ったり切断したりする時に用いる工具が「ダイス」であり水道修理の現場では配管の更新や機器交換に伴うねじ加工で出番が多くなります。また規格や材質を見誤るとねじが噛まず漏水や再加工につながるので用途と条件を整理して選ぶことが重要です。

パイプねじ切りダイス
パイプ外面にねじを切る工具で継手やバルブをねじ込み接続するための下地を作ります。そのうえでねじ山の形状とサイズは規格に依存するのでJISやNPTなどの違いを確認し切削油を使いながら垂直を保って回し始めるとねじの欠けや片当たりを抑えられます。
パイプ切断ダイス
所定の長さに切断するための工具で切断位置を決めて回転させながら切り進めます。また切断後にバリが残ると継手の座面を傷めたりシール不良を起こしたりするため面取りと清掃を同じ流れで行い端面の歪みが出た時は切り直してから次工程へ進めます。
ダイスの取り付け方法
ダイスはダイスホルダーに固定して保持剛性を確保しパイプへ正確に力を伝えます。ただし固定が甘いと刃先が暴れてねじ山が荒れやすいので装着方向と締付けを確認し狭所ではハンドルの振り幅も見込んで作業姿勢を整えます。
電動ねじ切り機とダイス
大口径や本数が多い現場では電動ねじ切り機を使い専用ダイスで安定した加工を行います。一方で回転数と切削油の管理が不十分だと発熱で刃が傷みやすいので切り粉の排出とねじ山の仕上がりを途中で確認し異音や引っ掛かりが出た時は作業を止めて点検します。

ダイス選びは配管材質と口径とねじ規格で変わり鉄やステンレス鋼や銅などで切れ味と摩耗の進み方が異なります。そのため加工前に管の刻印や接続先の仕様を確認しねじ山の潰れや錆が強い時は無理に切り進めず切削油と下準備で抵抗を下げます。また保護具を着用して切り粉の飛散に注意し水漏れが続く時や規格が判別しにくい時は水道業者へ相談すると手戻りを避けられます。

水道修理に使うダイスとは?
金属製の水道管やボルトにねじ山を作るための工具でねじ接続の継手を固定するために欠かせません。また新規にねじを切るだけでなく錆や摩耗で傷んだねじ山を削り直して密着性を取り戻す用途もあり交換範囲を抑えたい補修で役立ちます。ただし潰れが深い時や管肉が薄い時は再ねじ切りで強度が落ちるので漏水状況と残りしろを見て交換と補修を選び分けます。

1. ダイスの役割と使い方
現場では接続部の再構成や部品交換に合わせてねじ加工を行い漏水を防ぐ精度を確保します。
新しい配管の接続
水道管をカットした後に端面を整えてからダイスでねじ山を作り継手やバルブをねじ込みで固定できる状態にします。またねじの立ち上がりが斜めになると締結しても滲みが出やすいので回し始めの食い付きと直角を確認しながら進めます。
古いねじ山の修復
錆びて噛み合わないねじ山を削り直して再使用できる状態へ戻し配管の交換を最小限に抑えます。ただし削り過ぎはガタつきや締結不良につながるので通水後に接合部の湿りと圧力低下を確認し再発する場合は部材交換を検討します。
配管サイズの変更
異なるサイズの継手へつなぐ必要がある時に規格に合うねじ加工を行い取り付け条件を合わせます。そのうえで変換継手の向きと必要長さを先に決めておくと切り直しが減り施工時間の短縮につながります。
ダイスの種類
使う場所や加工精度の要求で選び分けると作業性と仕上がりが安定します。
丸ダイス
扱いやすく小規模な修理や狭い場所でのねじ加工に向きます。また保持が軽い分だけブレが出やすいのでホルダーの固定と切削油の量を意識してねじ山の荒れを抑えます。
管用ダイス(パイプダイス)
水道管向けに設計され標準的な管サイズに合わせたねじを切りやすい構成です。そのためJIS系の管用ねじで使いやすい一方で接続先が海外規格の時は噛み合いを事前に確認します。
調整式ダイス
ねじの仕上がり具合を微調整でき複数サイズや規格への対応力が高まります。また締め込み不足で緩いねじになるとシール材に頼り過ぎる状態になるので試し締めで入り具合を確認して調整します。
2. ダイスの使い方の基本手順
手順を整えるとねじ山の欠けと漏水リスクを抑えられます。
準備
配管端を直角に切断してバリを除去し外周の汚れと錆も落として刃の食い付きと直進性を確保します。
ダイスの取り付け
ダイスをホルダーに固定し刻印の向きと対象口径を確認してガタが出ない状態にします。また狭所ではハンドルの回転範囲と周辺部材への干渉も先に確認します。
ねじ切り作業
端部に当てて切削油を入れつつ回転させ抵抗が増えた時は戻し動作で切り粉を逃がしながら進めます。そのうえでねじ山が浅いと締結不良になり深過ぎると強度が落ちるので規定の山数と入り代を見て止め時を判断します。
仕上げ
ねじ山の欠けや偏りを確認して清掃し試しに継手をねじ込んで入り具合を見ます。また通水後は接合部の湿りを確認し異常が出た時はシール材とねじ山の状態を見直します。
3. ダイスを使う際の注意点
失敗が漏水へ直結しやすい工程なので事前確認と無理のない操作が重要です。
配管のサイズに合ったダイスを選ぶ
規格と口径が合わないとねじ山が成立せず締結しても漏れやすくなります。そのため管の表示と接続先部品の規格を照合してから加工します。
潤滑油を使用
摩擦と発熱を抑えてねじ山を整え刃の寿命も伸ばします。また油が少ないと焼き付きや欠けが起きやすいので切り粉の出方を見ながら補給します。
適切な力加減で作業する
強い抵抗のまま回すと刃の欠けや管の変形につながります。そのため抵抗が急に増えた時は戻して切り粉を排出しそれでも改善しない時は材質や肉厚を確認して方法を切り替えます。
4. まとめ
ダイスは水道管のねじ加工を行い接続と補修の精度を左右する工具であり用途に合う種類と規格を選び手順と切削油管理を守ることで仕上がりが安定します。またねじ規格が判別しにくい時や再ねじ切りで漏れが止まらない時は水道業者へ相談すると安全側で判断できます。


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