水道専門用語収録リスト:汚水升

さいたま水道

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汚水升
排水管の途中で汚水を受け止めて流れを整える設備で汚水を収集して一時的に貯蔵し下水道へ流す量を調整します。そのため住宅や建物や道路からの排水を安全に集める役割があり点検や清掃の起点にもなります。以下で汚水升について説明します。

目的と機能
・住宅や建物や道路などから排出される汚水を集めて一時的に受け止めます。また流入が増えた時の緩衝として働き逆流やあふれの兆候が現れやすい箇所になります。
・主な目的は汚水の一時的な収集と貯蔵と排水の制御で下水道への流入を整えることです。そのうえで固形物や油脂の偏りをここで拾うことで下流側の詰まりを抑えやすくなります。
構造と設計
・収集槽; 汚水を受け止めて沈殿物を溜める空間で流入した異物を沈めて下流の閉塞を起こしにくくします。また水位が高いまま変わりにくい時は流れが滞っている目安になります。
・ポンプ; 一部の汚水升には汚水を下水道へ排水するためのポンプが設置されていることがあります。また地下階など自然流下が難しい条件で押し上げに用いられ異音や過熱や頻繁な起動停止は不具合の兆候になります。
・制御装置; 汚水の貯蔵量やポンプの作動を制御する装置が設置されています。そのうえで水位検知や警報の動作が弱いと溢水につながるため反応の遅れや誤作動も点検対象になります。
運用とメンテナンス
・定期的な点検と清掃が必要で汚水や固形物の堆積や油脂付着を確認しポンプの作動状態や制御装置の反応も見ます。また蓋周りの臭気や漏れ跡や水位の変動を記録すると原因の切り分けに役立ちます。
・定期的なメンテナンスは効率的な運用と寿命の維持に重要です。そのうえで悪臭や流れの悪化が続く時は早めに水道業者へ相談すると被害拡大を抑えやすくなります。
利点
・一時的に汚水を貯蔵して流入をならし下水道への負担を整えます。また豪雨時の逆流や浸水のリスクを下げ下流側の過負荷を起こしにくくします。
・点検口があることで原因箇所の特定がしやすくなり清掃や修繕の判断が早くなります。そのため下水道システム全体の効率が上がり排水の制御も行いやすくなります。

排水トラブルの前兆が升周りに出ることが多く適切な運用とメンテナンスが水処理システムの安定稼働に寄与します。また詰まりや逆流の兆候がある時にここを確認すると対応の優先度を決めやすくなります。

汚水升のメンテナンスについて
排水機能の維持と衛生環境の確保には定期的な清掃と点検が欠かせません。排水管の途中に設置され汚水中の固形物や異物を沈殿させるため堆積が進むと詰まりや悪臭の原因になります。そのため周囲の安全を確保しながら内部の水位や沈殿物や油脂の蓄積を確認します。特に飲食店や食品加工施設では油脂が付着しやすく排水の流れを妨げやすいため清掃頻度を上げる判断が必要です。清掃作業では専用の器具で沈殿物を取り除き高圧洗浄機で付着汚れを洗浄すると効果的です。
清掃後には通水して水の流れと水位の戻りを確認し詰まりや逆流の気配がないかをチェックします。
蓋の状態も確認し破損やずれがないかを点検して安全性を確保します。密閉が弱い時は害虫や小動物が侵入し衛生環境が悪化しやすいため補修や交換を検討します。悪臭対策は消臭剤だけに頼らず通気設備や封水切れや周辺の漏水も確認します。そのうえで水位が高いまま変わらない時や屋内側で排水が上がる時は詰まりが進行している可能性があるため水道業者へ相談します。定期的なメンテナンスを続けることで機能を長期間維持し排水トラブルの拡大を抑えやすくなります。


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