水道専門用語収録リスト:呼び強度

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呼び強度
"呼び強度"という言葉はコンクリートの設計強度を示しレディミクストコンクリートの発注や受入管理で基準になります。レディミクストコンクリートは工場で配合したものを現場へ運び荷下ろし後に打設できる状態のコンクリートで品質をそろえやすい点が特徴です。以下で呼び強度とレディミクストコンクリートについて説明します。

呼び強度
設計で求める圧縮強度を数値化した区分で一般的にはメガパスカル(MPa)単位で表されます。また同じ配合でも現場加水や養生条件で強度が変わるため数値は管理の目安になります。
たとえば呼び強度が20MPaの場合は設計上20MPa程度の強度を狙う配合として扱われます。そのうえで水道工事の基礎や管路の保護コンクリートでは要求性能に合う強度かを確認します。
レディミクストコンクリート
・工場で材料を計量して練り混ぜたものを工事現場へ運び到着時点で所定の配合になっているコンクリートです。また現場加水は強度低下やひび割れの要因になり得るため指示の有無を確認します。
・現場で混ぜ直す手間が少なく施工の効率が高くなり品質の一定化も図れます。ただし運搬時間や温度で性状が変わるため受入時にスランプや空気量などを確認します。
JIS分類上の呼称
・日本工業規格(JIS)においてコンクリートの強度や性質に関する基準や規格が定められ呼び強度の考え方も整理されています。そのため発注時は呼称と要求性能をそろえて伝えます。
・レディミクストコンクリートの場合はJISで呼び強度が規定されそれに基づいて製造や管理が行われます。また納入伝票や配合報告書で強度表示を確認できます。

呼び強度はコンクリートの品質や性能を表す重要な指標であり建築や土木工事において適切な強度のコンクリートを選定する際に参考にされます。水道設備の基礎や管路保護でも同様に扱われます。

呼び強度と水道配管の関係性
水道配管を支える基礎や推力ブロックや埋設管の保護コンクリートでは呼び強度の選定が耐久性と安全性に関わります。一方で配管そのものは材質ごとに耐圧や肉厚や継手性能などの区分で管理され考えるべき強度の指標が変わります。たとえばダクタイル鋳鉄管では内圧と外力に対する余裕を見て仕様が決まり水圧が高い条件では余裕のあるものが選ばれます。塩化ビニル管(VP管やVU管)などの樹脂系管材では耐衝撃性や耐圧性能が選定の要点になり使用温度や露出条件も踏まえて管種を決めます。またステンレス管やポリエチレン管のように可とう性がある材料は曲げ追従性が利点になり地震時の揺れや地盤沈下を想定する場所では継手方式と合わせて検討します。水道配管の設計では強度を単独で見るのではなく使用環境や水圧条件や長期的な腐食リスクも含めて判断し高圧送水管では鋼管やダクタイル鋳鉄管が用いられ低圧の給水管では樹脂管やポリエチレン管が採用されることがあります。ただし強度が高い材料は加工や接続が難しい場合もあるため現場の施工条件や維持管理のしやすさも考慮しながら適切な仕様を選択することが長期の安定供給につながります。


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